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幕末期 長崎で活躍した人物 
     

      

      『勝 海舟』   文政6年(1823)−明治32年(1899)幕臣政治家

                

     通称・麟太郎、名は義邦、のち安房。蘭学・兵学に通じ安政2年(1855)、

     著書翻訳掛かりを命じられ大久保一翁に従い大坂近海、伊勢、紀伊の海岸巡視。

     9月、長崎に赴き海軍伝習所で蘭人教官に学びながら伝習生の指導に当たった。

     安政3年(1856)、長崎滞在中講武所砲術師範役を命じられている、1857年(安政四年)、


     カッテンディケを隊長とする。第二次海軍伝習の派遣教官団37名が、ヤパン号で来航した、

     咸臨丸(もともとの名前はヤパン号)は幕府がオランダに頼んで造ってもらった船で、

     勝は第一次海軍伝習で中心的役割を果たした。

     安政5年(1858)36歳の時、咸臨丸で九州巡航、薩摩で島津斉彬に謁し知遇を得た、

     軍艦操練所教授方頭取を命じられた。

     万延元年(1860)、日米修好通商条約の批准書(1860年)を交わす ため、

     アメリカ軍艦ポーハタン号にて遣米使節団一行を乗せて、

     浦賀を出港、太平洋を横断してサンフランシスコ湾入港、最悪の事を考え、勝海舟は艦長で

     軍艦奉行木村摂津守以下90余名と咸臨丸も伴走、 一緒にジョン万次郎、福澤諭吉らも同行。。

     日本軍艦に搭乗して、初めて、太平洋を横断、元治元年(1864)2月、長崎に急遽派遣され、

     英米仏蘭連合艦隊の下関攻撃の調停約、5月、軍艦奉行となり安房守と称した。

     海軍操練所では広く諸藩の人材を育成、幕府の主流派からは離れたが幕府海軍の育成に尽力、

     征東軍に対しては幕府側を恭順に導き、西郷隆盛と会見して江戸開城とした。

     維新後は参議兼海軍卿、明治7年(1874)正4位。

     翌8年、元老院議官に任ぜられたが、辞した、明治20年(1887)、伯爵となった、叙正2位。

     東京都大田区洗足池畔が墓所。

     著書、「亡友帖」「断腸之記」「吹塵録」「海軍歴史」

         「外交余勢」「幕府始末」「全国貨幣総数大略」


                                     


      『勝 海舟』   補足
                
          長崎海軍伝習所

     嘉永6年(1853年)、浦賀にペリー艦隊が来る、黒船が来たと大騒ぎになる。

     幕府に開国を迫ると、阿部正弘、老中首座は幕府の考えだけで鎖国を解くのに

     海防に関する意見書を幕臣、諸大名、全ての人に求めた。

     勝も海防意見書を出す。これを阿部正弘が取り上げ、

     幕府海防掛の大久保忠寛に進言をする。

     これにより役入りをし勝の出世に繋がり長崎の海軍伝習所に赴任。

     オランダ語のおかげで教監も兼ね、伝習生と教官の連絡役も果たした。

     長崎に5年間過ごし、この時期に当時の薩摩藩主島津斉彬と会い知遇を得て、

     後の海舟の行動に大きな影響を与えることとなる。


       アメリカ渡航

     1860年、咸臨丸で太平洋を横断、アメリカ・サンフランシスコ港についた。

     旅程は37日で、岩瀬忠震ら、一橋派の幕臣らが米国渡航の計画をした。

     しかし彼らは安政の大獄で引退をした、木村摂津守が軍艦奉行。

     (艦長)遣米使節として勝は乗船したとあるが?

     米海軍からは測量船フェニモア・クーパー号船長のジョン・ブルック大尉が同乗した。

     通訳ジョン万次郎、木村の従者福澤諭吉も乗り込んだ。

     咸臨丸の航海を、勝も福澤も「日本人の手で成し遂げた壮挙」と自讃しているが、

     実際には日本人乗組員は船酔いのためにほとんど役に立たず、

     ブルックらがいなければ渡米できなかったという説がある。

     福澤の『福翁自伝』には木村が「艦長」、勝は「指揮官」と書かれているが、

     実際にそのような役職はなく、木村は「軍艦奉行並」、

     勝は「教授方取り扱い」という立場であった。

     アメリカ側は木村をアドミラル(提督)、勝をキャプテン(艦長)と呼んでいた。

     アメリカから日本へ帰国する際は、勝ら日本人の手だけで帰国することができた。


長崎市八幡町7−6
TEL・FAX 095-821-8813



                                     





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